意外と知らない!? 質屋の使い方

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質屋というのは、そもそもが金融業に属するもので、その歴史は700年前から始まったとも言われています。
お金を借りたい人が何らかの品物を持参し、それを担保にして見合った金額を融資してもらう、というのが昔からの基本的なシステムでした。

つまり、担保にした品物は3ヶ月以内にお金を返せば取り戻せるというのが通常なのですが、最近では最初から買取やリサイクルを目的として利用されている場合も多いようです。
 お金を借りた場合、返金できなければ預けた担保の品物の所有権は質屋に移ることになりますが、お金を返せないからと言って返済の請求などは一切ありません。
つまり、質屋は自分の財力や財産の範囲内でお金を借りられるシステムということになりますし、カードローンのような「自転車操業」的に借金を重ねるという心配もないと思います。

質屋で扱ってくれるものは?

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 質屋が扱う商品と言うと、貴金属や宝石、輸入物の時計、着物などがメインであるようなイメージがありますが、実は様々なものを扱ってくれています。
例えば、ノートパソコンやデジカメ、ゲーム機、DVDといった電化製品、さらにはギターや管楽器なども扱っています。
特に楽器などは、意外に掘り出し物が隠れている可能性が多いようです。
また、ビール券や図書券といった金券も扱ってくれています。
 このように質屋を利用する際、初めての場合には必ず身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)を提示しなければなりません。
当然ですが、18才未満の利用は出来ません。

出来るだけ高い値段を付けてもらうには?

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 質屋で品物を預けるなり買い取ってもらう場合、やはりなるべく高い値段で査定してもらいたいと願うものではないでしょうか。
実は、出来るだけ質屋で高い値段を付けてもらう為には、いくつかのポイントがあるのです。
 まず、基本中の基本として、質屋に持ち込む商品はキレイにしておくべきです。
特にバッグや宝飾品などは日頃からの手入れも大事ですが、いざ質屋に持ち込む時には、それまでの汚れや埃をきちんと落としておくと良いでしょう。
ただし、あまりに一生懸命キレイにしようとして逆に品物に傷などを付けてしまわないように注意してください。
 次に大事なポイントは、品物の付属品も一緒に質屋に持ち込むということです。
例えば高級時計の場合、その時計が入っていた箱や保証書、さらに余っていたベルト部分の金具も一緒に持ち込むと査定が高くなる場合があるようです。
逆に、それらの付属品が無い場合には取り扱ってくれないこともあるようなので、注意が必要です。
同様に、ブランド物のバッグやアイテムなどは、それらが入っていた紙袋などもあると良いようですね。
また、宝飾品や貴金属、ジュエリーなどは箱の他に鑑定書や保証書があると良いそうです。
 一方、カメラや電化製品の場合は、保証書以外にもリモコンや充電器といったその電化製品に不可欠な付属品は必ず一緒に持ち込むべきでしょう。
さらに、その製品が故障や破損している場合には修理をしておくと良いです。
せっかく担保の価値が高くなっても、そこから修理代を差し引かれる場合があるので注意してください。

質屋のキャラクターを知る

 実は、同じ質屋でもお店によって、どちらかと言えば買取をメインにしているといった特色があるようです。
つまり、質屋によって得意、不得意、売れ筋、流行などがあるのです。
ということは、それらを事前にリサーチしておくと、持ち込んだ品物をより高く査定してもらえる場合があるのです。
行こうと思っている質屋のホームページがあるならそれをチェックしてみるのも良いでしょう。
また、査定してもらいたい品物の詳細を事前にメールなどでお店に送ってみるのも1つの方法だと思います。
それも1つのお店に限るのではなく、いくつかのお店に同じ品物の詳細を送って、それぞれに簡単な査定をしてもらい、その結果によって実際に行くお店を決めるというのも良いでしょう。

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