ふと気が付くと、いつの間にか部屋の中に本が溢れているといった経験をお持ちの方は意外と多いのではないでしょうか。
そして、その本には定期的に購入している雑誌や漫画から、自分の好みで選んで買ってきた文庫本や新刊本など、形態も書いてあるジャンルもバラバラなはずです。
ここ最近では、大きな店舗を構え、そこで本の買取をしつつ古本としても販売をしているチェーン店が目立っているように思います。
そういったお店を利用すると自宅にある大量の古本を一気に処分することが可能ですし、その便利さが好評を得ているようです。
しかし、果たしてそれで良いのでしょうか。
ひと言で古本と言っても、漫画や雑誌などと学術的な専門書では、その価値に違いがあるはずです。
だとするならば、それらをそれぞれに専門に扱っている買取店もあるはずですね。
もし時間的に余裕があるのであれば、そういう専門店を探してみることで思わぬ高価な買取をしてもらえることもあるのです。
ジャンルを知ろう
それでは、ここで古本・古書にどんなジャンルがあるのかを考えてみましょう。
学術系1：教科書・参考書
教科書の中でも学術的な価値がありそうなのは、大学で使用されている教科書ではないでしょうか。
高校までの教科書と違い、大学では実際に教えてくれる教授が自ら執筆した本をそのまま教科書や参考書として使用する場合があります。
もちろん、れっきとした学術書として一般にも売られているものですから買取も可能だと思います。
また、高校や中学の受験に使用するような参考書もこのジャンルに属するものとして買取が可能だと思われます。
学術系2：専門書
これもある意味で大学の教科書的なものではありますが、教科書以上に専門色が強いものでしょう。
その中で特に高価な買取が期待できるジャンルは、以下の通りです。
医学・薬学／理工学／自然科学／社会科学／人文科学／パソコン・インターネット／建築・デザイン／など
エンターテイメント系1：写真集など
これはここ最近になって特に注目されている分野だと思いますが、アイドルや芸能人の写真集などを専門に扱っているお店がけっこうあります。
もちろん、時代的背景やアイドルや芸能人の現在の認識のされ方などによって、その写真集の価値も決まります。
場合によっては、専門店だからこその思わぬ高価な値段が付くかもしれません。
また、写真集と同じ部類としてビデオやDVD、CD、アナログレコードなどもあります。
これも、それぞれの専門店を見つけられれば、比較的正しい買取価格がわかると思います。
エンターテイメント系2：趣味系専門ジャンル
一言でエンターテイメントと言っても、そのジャンルは様々です。
特に、趣味に関するジャンルは実に多岐に渡っていて、その分だけ多くの書籍や雑誌があります。
ここで、大まかではありますが、エンターテイメントのジャンルを挙げてみましょう。
スポーツ／写真・カメラ／ペット／料理・グルメ／囲碁・将棋／鉄道・車などの交通関係／華道・茶道／陶器・骨董／音楽・楽譜／映画・演劇／園芸・ガーデニング／など
もちろん、古本・古書のジャンルは、これだけではありません。
文字通り、何のことに関しても本は存在するので、その分、古本や古書もあるということになります。
例えば、会社員の方が読むようなビジネス関連の本や自己啓発の本、女性が読むような美容やダイエットに関する本や出産・子育てに関する本など、自分は1度読むだけで充分だけど本としては他の人に読んでもらう価値があるというものは数多くあると思います。
古本の価格を調べてみよう
それぞれのジャンルの専門店を探すのと合わせて、ぜひとも自分が持っている本の値段がいくらなのかを調べておくことをオススメします。
アマゾンなどのサイトで自分の持っている本を検索し、その本がいくらで売られているのかを見てみましょう。
特に中古品として売りに出ている本の価格には注目してください。
そのままの価格で買い取ってくれることはないでしょうが、もし自分が専門店に本を持ち込んだ際の参考にはなると思います。