買取というと、おおよそのイメージでは衣服やオーディオ、家電、本、CD、自動車などが大半になると思います。
しかし、そういった品物に限らず、いわゆる「珍品」までも買取してくれる業者がけっこうあるのです。
ここでは、そんな「珍品」買取の例をいくつかご紹介しましょう。
例その1:古い都電停留所の看板
ホーローで出来た都電停留所の看板です。
もちろん本物で、「文京区役所前」「飛鳥山」などいった表示が記されています。
なぜそんなものを所有していたのかは定かではありませんが、これはさすがにどうやって処分したらいいのか、所有されていた方も困っていただろうと思われます。
確かにマニアの人にとっては、とんでもない「お宝」になるのでしょうが、そうでない方には単なる古い金属製の看板でしかありません。
古い家屋の解体の際に買い取られた珍品だそうです。
例その2:大型の薪ストーブ
サイトで調べたところ、どうやらスウェーデン製のようで、かなりの大きさがあります。
森の中のレストランで使用されていたものとのことで、2重構造の煙突が屋根の上まで約6mの長さがあります。
本体もかなり重厚な作りになっていて、持ち出すのに大変な作業を要したようです。
例その3:鋳物製石炭ストーブ
今や一般家庭の暖房器具と言えばエアコンが主流となっていて、石油ストーブですらあまり見かけなくなっていますが、そんな状況の中で石炭ストーブの買取が行われていました。
古い日本製のこのストーブは、大きさとしては小さい方になるようですが、おそらくきちんと設置すれば相当パワフルな暖房効果を生み出すだろうと思われます。
昔ながらのずんぐりしたフォルムは、現代においても強烈なインパクトを与えてくれます。
例その4:ペコちゃん人形
これこそ「珍品」と言える品物ではないでしょうか。
言わずと知れた不二家のキャラクター「ペコちゃん」の人形です。
しかも、皆さんがよく不二家のお店の前で見かける、あの大きさのものなのです。
「なぜこんなものを持っていたのか」がとても気になりますが、さらに驚きなのはそれを買い取ってくれた業者さんがいたことです。
これと同様な例として、「コルゲン」人形や「サトちゃん」人形といった薬品メーカーのキャラクターとしてお馴染みの人形を買い取ったというものもありました。
これらもやはり、「どうしてそれを持っていたのか」が気になるところですが、そんなマニアックな珍品も買い取ってくれる業者さんがいることに驚かずにはいられません。
例その5:勲章
現在の日本では「勲三等旭日中綬賞」といった勲章を持たれている方がいらっしゃいます。
文字通り、自分自身にとっての何よりの勲章なのですが、驚くことにそれを買取に出した方がいました。
そして、それを買い取ってくれる業者さんもいることに、さらに驚かされました。
いったい買取価格はいくらになるのか、まったく想像も付きませんが、同様のケースとして旧日本軍の軍人に与えられた勲章などもありました。
例その6:マリリン・モンローの写真
あのマリリン・モンローの写真が入った写真立ての買取を行った業者さんがありました。
しかも、その写真にはなぜか俳優・映画監督のジョージ・ハリスのサインがしてあります。
これはもはや、珍品というよりも非常に貴重な逸品と言っても良いのではないでしょうか。
買取業者さんに依頼するよりも、オークションなどに出品した方が良かったのでは?と思ってしまうような珍品だと思います。
このように、今や「まさかこんなものまで?」といった品物を買い取ってくれるケースは、数多く見られるのです。
面白いけどマニアック過ぎて、あるいは古すぎてといった理由でどこに売っていいのかわからないといったものがあっても、根気よく探してみることをオススメします。