こんな時どうなる?リサイクル店で盗品を買ってしまった。

15447712049_9e1df1a7ec_z

リサイクルショップで欲しかったものが安く買えるというのは、利用する側からすると何とも言えない醍醐味があると思います。
しかし、後になって、もし購入したものが盗品であることがわかった場合、どうしたら良いのでしょうか。
ここでは、実は意外と「ありがちな」こうした事例について考えてみます。

 地方から上京してきた男子大学生が、とあるリサイクルショップで自転車を購入したそうです。
上京してきて一人暮らしをする彼にとっては、自転車は経費節減にも大いに役立つアイテムですし、新品でなくともちゃんと動く自転車をかなりの安値で買えるということで、リサイクルショップでそれを見つけた時には、即購入を決めたのです。
その数日後の夜、彼がバイトを終えて自転車で自宅に戻る途中で警察に呼び止められました。
夜、自転車に乗っている人をけ警察が呼び止めるというのは、最近ではよく見る光景ですね。
ですから、彼も何の疑問もなく警察官の問いに応えていたのですが、その自転車に貼ってあった登録票の番号を警官が調べてみると、何とそれが盗品であることが判明したそうです。
当然そこからは、その自転車を手に入れた経緯を詳しく尋問されることになってしまいました。
大学生の彼にとっては、まさか盗品とは思っていなかったわけですから、かなり慌てたそうです。
もちろん、盗品とは知らずにリサイクルショップで購入した経緯を話しましたが、結局その自転車は没収され元の持ち主に返されました。
しかも、自転車の購入代金は彼に戻ってこなかったのです。
 いったい、このような場合、どうしたら良いのでしょうか。

領収書って大事!

6147560094_a5a44e3e0c_z
 こうしたケースの場合にまず重要なのは、購入者が盗品と知らずに購入したということを警察などが信用してくれるかどうか、という点です。
法律上、盗品と知っていながら購入した場合は購入者も罪に問われます。
この大学生の場合は、盗品と知らずに代金を支払って購入しているので罪には問われません。
しかも、その自転車の所有権は代金を支払った時点で購入した大学生にあります。
ですから、元の持ち主は大学生がリサイクルショップに支払った代金を支払って自転車を買い戻すというのが正規なやり方だと思われます。
 しかし、ここで警察が「盗品と知らずに買った」ということを信用しなかった場合は、当然のことながら購入者を疑ってくることでしょう。
その為にも、リサイクルショップできちんと代金を払って購入したことを証明しなければなりません。
そこでぜひ持っておいて欲しいのが購入した際の領収書です。
領収書を持ってリサイクルショップに行けば、お店側の記録と照らし合わせることで購入者が間違いなくそれを買ったことが証明されるはずです。
 こういう点を考えると、リサイクルショップでの買い物の際には領収書が非常に大事なものになってくることがわかります。
お店が書いてくれた領収書を簡単に捨ててしまうのではなく、出来る限りきちんと保管しておくことをオススメします。
特にリサイクルショップなどのお店で買い物をする際には、後でこのようなトラブル(購入したものが盗品だった、など)に巻き込まれる可能性が高いので、そこから身を守る為にも領収書の保管に気を配ってほしいものです。
 そもそもリサイクルショップなどで盗品を売ってしまうという事態は、お店側の事前のチェックミスが原因なのです。
盗品を売るというのは罪に問われますし、何よりもお店自体の信用に関わります。
当然、仕入れたものが盗品でないかどうかをお店は確認すべきなのです。
つまり、それを怠った(と言っても良い)ことがトラブルの根源になっているので、その点から考えると購入代金をお店に返金してもらうように請求しても良いと思います。

SNSでもご購読できます。